とあるチェーン店の居酒屋に入ったときの出来事です。
名古屋と言えば手羽先。
手羽先と言えば、
「山ちゃん」か「風来坊」。
その「風来坊」に入りました。
昔ながらのお店だったのですが、
びっくりしたのが、従業員の方々。
なんと、1人の若者男子を除く全員が、
明らかに65歳以上従業員というお店でした。
厨房に3人、ホールに4人くらいの人員。
ホールの方は皆さん多かれ少なかれ
背骨が曲がっています・・・。
店に入ったのは午後8時。
朝市に来たのかと勘違いする顔ぶれです(◎o◎)
朝ではありません。夜です。外は暗いんです。
あまりに衝撃的で、しばらく観察すると・・・。
とはいえ、活気がある、元気な高齢者かと思いきや、
活気はなく、サービス精神に富んでいない・・・。
いや、1名だけは笑顔が素敵なおばあちゃんがいましたが、
元気で闊達とは程遠い。
お疲れなのか、厨房のおじいさんは、
オーダーが入っていない間は、柱に寄りかかっていました。
(そりゃ、この時間まで、しかも立ち仕事は疲れますよ。)
料理に秘訣があるのかと思えば、
手羽先は「風来坊」ですから美味しいんですが、
それ以外は枝豆はじめ、どれも至って普通。
むしろ、量目は少ない・・・。
作り置きが多い・・・。
・・・。
しかし、値段はミニマムの金額が500円。
高っ!!
私の好きなトリキの方が明らかに安いし、
美味しいし、量目も多い。
酎ハイを頼んだら、
栓の閉まった瓶の酎ハイと、コップが出てきて、
ハイどうぞと。
せめて、注いで出してよと。
極めつけはラストオーダーがたしか22時30分なのですが、
店の時計は実10分以上も早送りしていて、
その表示時計を過ぎたら、全く注文にも応じてくれないと。
ともすれば、怒る話なんですが、
私はそれを通り越して、
非常におかしく、楽しく過ごせました。
けど、これって、
実は結構良い店舗運営だと思っていて、
高齢者の労力を減らすという観点では、
作り置きや、酎ハイの瓶提供はマッチしていて、
高齢者が長く働ける仕組みにはなっているんです。
且つ、単価も高いので、
お店としては上手くやっていけるなと。
まあ、お店に何を期待するかというお客様視点は
外している点では本末転倒なことはありますが笑。
そこは、店のブランド力でカバーなのかな?
けど、先日も取り上げましたが、
高齢社会の中で、75歳以上が現時点で、
人口の1/8という状況を踏まえると、
65歳以上は1/4と、高齢社会に目を向けると、
今後はこういう外食店舗も
増えるのかなとか思ってしまいました。
ある意味、近未来型の居酒屋かと・・・。
悲しい近未来ではありますが・・・
高齢化の怖さを身に染みて感じた出来事でした。笑
皆さんもそんなお店に遭遇すると、思うところがあると思います。
私はたぶん・・・もう行きません(>_<) 1度でいいかな。 ※2014/09/18 金子 玄のFacebookに掲載済み ≪2015/08/21に再編集≫