こんにちは、コンサルタントの金子です。
気が付けば4月も、もう中盤戦。
年が明けて、1年の4分の1が終わってしまいました・・・。
あっという間に今年も終わると思うので、意識的に日々を過ごさないといけないなと思う今日この頃です(;^_^A
さて、先週会社の研修で、蒲郡にあるラグーナテンボスの近くの研修所に行ってきました。
そして、【変なホテル】に宿泊してきました。
変なホテルって皆さんご存知ですか?
変なホテルとは・・・H.I.Sグループが運営するホテルで、世界初のロボットが働くホテルです。
一般のホテルに比べて従業員数が1/3の少数で運営が可能で、世間的にも注目されているホテルです。
昨今、ロボット・AIにこれから仕事を奪われると言われていて、
人の仕事でとってかわる仕事、残る仕事が何なのかと言われています。
私自身も我々のコンサルタントの仕事は今後どれだけ、ロボット・AIに取って代われれるかというのは興味深く、死活問題でもあり、我々はどう付加価値を出していくかということが問われています。
実際にロボットホテルを利用してみた
そんな期待と不安が入り混じる中、早速登場したのが恐竜ロボットの受付。
写真を撮っていないので恐縮ですが、ロボットが受付をしていました。
そう、ホテルのチェックインに人はいません。全てロボットが行っていました。
そういう点では無機質な受付でした。
ただ、恐竜が稼働しながら、そしてロボット声で日本語をしゃべるので、面白さはあり、不快な気持ちは一切なく、むしろ演出として楽しい受付でした。
無事、チェックインを終えると、カードキーが発券され、部屋に行きます。
エレベーターと出ると、また別のロボットが・・・。
どうやらこれは、ルームサービスも商品を頼むと部屋まで運んでくれるロボットのようです。非稼働時は充電器に接続され、出番を待っています。
黒い、R2-D2の足が無い円柱型のロボットです。言ってしまえば、ただのロボットです。
ただ、夜に実際に稼働しているとところを目撃したのですが、部屋の前まで商品を運んでくれて、それを興奮しながら喜んで受け取っている子供達が印象的でした。
私が実際に目撃したロボットはこの2台だけで、
それ以外は【変なホテル】ではなく、【普通のホテル】でした。
朝食のビュッフェは人が調理をし、配膳をし、案内していく普通のスタイルで、部屋も普通のベッドがあるホテルでした。
ロボットに触れて感じたこと
コンビニの無人化やサービス業のロボットによる自動化等色々なことを言われていますが、
ユーザーが何を期待するかで評価が分かれるものというのが私の感想です。
人ならではの、気遣い、おもてなしを重視するのであれば、【人】の価値を出せますし、
例えば、無機質でもスピード感や低コスト等を求めるのであれば、【ロボット】でも良いように思います。ただ、現状ではまだスピード、低コストは実現するにはまだ時間がかかるように思います。
一方、今の【ロボット】には、面白さや、真新しさが見いだせる時期なので、エンターテイメントとしては、【人】以上の価値が出せるポテンシャルは十分にあります。
それを上手く展開しているのが【変なホテル】なんだろうと思います。
よくニュースには、人でしか出せない、価値提供が重要という話が載っていますが、
それが実感できた良い機会でした。
一方で、あまり言われていませんが、逆にロボットやAIにしか出せない価値もある訳で、この視点も気にしながら、自分の価値を創造して行かないといけないなと感じました。
ロボットがAIの進歩により人間以上に気づかいが出来ることが当たり前の時代になったら、
今度は無機質な人間が流行る時代も来るかもしれません。
そういう意味では自分の特徴を理解し、その特徴に付加価値をつけ、言語化していくことと、ロボット、AIをベンチマークしていくことが今後は大切かもしれません。
これからの時代は井の中の蛙にならず、常に周りを見ながら自分をアップデートできる人が生き残れるのだと思います。
良い気付きのある研修でした!
最後に1枚だけ私が楽しんだお写真を。
ではでは。