こんにちは。R4CAREERの岡でございます。
皆さんも、ご自身のキャリア形成についてお考えいただいたこともあるかと思いますが、その際、「スペシャリストになりたい」「ゼネラリストを目指したい」と思ったことがあるのではないかと思います。
そこで、今回は「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」についてそれぞれのメリット・デメリットも合わせて少し考えてみたいと思います。
■スペシャリスト(同じ仕事が続くキャリア)
これはルーチンワークということではなく、同じ会社で営業であれば、営業。
経理であれば、経理と同じ仕事を何年もやっていく仕事を指します。
営業としては、長くやっていれば担当クライアントが変わったり、目標数字が変わったりということもありますが、基本的に職務内容は変わりません。
メリットは、仕事の領域が深耕型で深くなっていくので、そのポジションでできることが増えて、専門性が身に付きます。
この専門性は中途採用においては、転職のキーポイントです。
文字通りスペシャリストとして、キャリア構築できます。
反対にデメリットは、同じ職務なので、新しい刺激が少なくなってくる、業務が形骸化しやすいということがあります。
また転職の際にキャリアチェンジをするとなると経験が少ないので、年収が下がるということもざらにあります。
JOBローテーションがない、多くに中小企業の場合に起きやすい事象です。
■ゼネラリスト(違う仕事になっていくキャリア)
このキャリアは数年単位で仕事が変わっていきます。
例えば、営業→購買→人事→営業というようにキャリアが変わっていくものです。
メリットは、慣れてきたころに部署が異動となるケースも多いので、刺激を受けやすいということが上げられます。
また、転職してのキャリアチェンジはリスクが大きいですが、社内異動であれば、会社を知っている分リスクは少ないです。
なによりその会社での様々な仕事に触れられるので、職位が上がった場合に、相手の立場を理解しやすく全体を俯瞰して見やすくなるということが上げられます。
反対にデメリットとしては、様々な業務は経験しているものの、年齢とのバランスを鑑みると1つ1つの経験が相対的に少なくなってしまうため、専門性の部分で転職価値は低いということや、希望外の仕事に就くケースも多いので、自分で望むキャリア像を描きにくいということが上げられます。
大手出身の40代以上のキャリアが評価されにくいのは、様々な理由がありますが、このゼネラリスト型のキャリアも敬遠される理由の1つです。
つまり、帰属意識が高い場合は、メリット享受も多いですが、個人に重きを置く場合、マッチしないケースが多い気がします。
どちらのキャリアにしても一長一短ですので、どちらが良いということはありませんが、いずれの場合にしても、「他社でも通じる人材になるために」という視点を持ちながら、仕事をすることが大切だと個人的には思っています。
是非皆さんも、転職を含めた今後のキャリア形成の参考にしていただければと思います。