おはようございます、キャリアコンサルタントの金子です。
今日の転職ストーリーは外国人エンジニアの方を
日系企業に社員雇用いただいたお話です。
グローバル化の言葉は一般化してきましたが、
実態としては、外国人社員を日本社員と同様に雇用し、
評価している会社はまだまだ多くはありません。
今回支援したDさんは、スウェーデン人の方です。
日本が好きで、日本への興味関心から日本に約1年前にやってきました。
しかし、日本歴が浅い彼は日本語もまだまだ拙いため、就職先を見つけられず、
外食のアルバイトと英会話講師で生計を立てていました。
ただ、彼には日本で長く働く理由がありました。
日本人の奥様と結婚されていたため、
長期的に日本で就業することが必要でした。
しかし、アルバイトですらなかなか見つからない状況です。
これが一番の課題でした。
確かに日本での就業経験はないものの、
母国ではビルや施設の監視施設の設備の導入・メンテナンスの技術者で、
住まいは『岐阜』県でした。
『岐阜』=人材流出県ということもあり、
人が集まりにくいということを逆手にとって、
『岐阜』×『エンジニア』という視点で、
支援できないかと色々探した結果、
岐阜の設備支援企業の海外工場の立ち上げ・フォローを行う仕事があり、
国内勤務をベースに英語を使い、図面が読める人というニーズがあり、
英語もでき、図面が読めるDさんであればと思い、
提案した結果、選考が進み正社員で入社が決まりました。
結果論ですが、
国内の労働人口が縮小していく中、
労働力の確保が課題になっていますが、
日本を好いていただいている外国人にしっかり経験を
活かせる場の提供というのも
今後の日本には必要なことなのかなとこの仕事を通じて学びました。
働きたい人に働く場を提供することも我々の仕事だと再認識しました。
Dさん、このチャンスをものにして頑張ってくださいね!